嫁いで行く家具さんたち №3
「とにかくお部屋のどこかに置きたい」と思わず思ってしまいます。
ですが、このファイルキャビネットは他にはない機能性を認められて
お迎えしてもらえることになりました。
私のずっと昔からの友人宅に嫁ぎます。
勿論、友人もご主人もアンティーク家具をとても気に入って下さっていて
ご主人が新築の際に、以前買って頂いたアンティーク家具が似合うようにと、
玄関の材質などをダークな色目の無垢材に変更されたと聞きました。
その間のいきさつなどは、「アンティークと暮らす」のテーマで
以前紹介させて頂きましたが、
今回のファイルキャビネット(楽譜入れ)は、
『カウンターの周りの小物を収納してスッキリした空間にする』
という使命をもって嫁いでいきます。
我が家もやはりそうですが、カウンターにプリンターを乗せてます。
そしてプリンターの周りには小物がいっぱいです。
コピー用紙、予備のインク、あるいは写真用紙。それに毎日届く
郵便物・ダイレクトメールなど印刷物。いるもの、いらないもの、とにかくたまります。
「それらをスッキリ、しかも出し入れしやすく収納する」
というのがこの家具さんの使命です。
お仕事をやめてからも、いろいろな「仕事」をタフにこなす彼女。
「2台めのプリンターを乗せて、コピー用紙を取り出しやすく、
家族の郵便物も収納して、すぐに取り出せる」ための家具。
なのです!
「これを機に、いらないものを捨てて整理します。スッキリ生活
目指します。」と笑っていた友人。
今しばらく、ピンチヒッターで頼まれた「お仕事」でパソコンと睨めっこ
なのだそうです。それまでしばらくお預かりです。
彼女に触発されて、私も「これで仕方ないかな」と妥協している空間を
「スッキリさせようかな」と思い始めました。